社会的相互行為システム研究室
■専門分野
数理社会学(ゲーム理論)、社会調査
■研究の内容
■研究室分野キーワード
■関連業種
本研究室では、システム科学・社会学・経済学・倫理学・現代思想・公共性社会論などの手法を文理融合的に用いて現代社会の諸問題を発見・再定義し、理論的・実証的に分析することによって、社会や人間への理解を深めつつ、よりよい社会システムの構築を目指して研究を進めています。具体的にいえば、理論的にはゲーム理論等を用いた利他主義や福祉社会の数理モデル研究に取り組み、実証的には環境ボランティアを行う若者をフィールド調査しています。
情報・通信・サイエンス
公共サービス
全サービス業
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■教員研究テーマ
①社会システム論のゲーム理論的再構築 ②格差と再分配原理のゲーム理論的分析③現代の若者コミュニティにかんする調査研究-環境・音楽・ネットを手懸かりに
■研究室テーマ
本研究室では文理融合を実現する教育の一環として、社会の数理モデルor社会調査を研究方法として用いることを原則とします(自信がある方は、主に文献調査と哲学的・理論的思考によって卒論を書いてもかまいませんが、その場合もできれば数理に関係した人文社会科学的内容が期待されます)。研究テーマは基本的にはみなさんの興味関心に沿いますが、できれば現実社会の諸問題に絡むようなテーマや、社会科学の理論に則したテーマが期待されます。
■相談可能な分野
■研究室のスタンス
社会調査
ゲーム理論の応用
ゲーム理論の応用
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■研究パネル
■主な著書
- シナジー社会論(2014/02 東京大学出版会刊行 p.37~56)
- 社会調査の応用――量的調査編(2012/02 p.43)
- 社会システム学を目指して(シリーズ社会システム学別巻)(2011/09 ミネルヴァ書房刊行 p.231~259)
- 社会を〈モデル〉でみる(2004/03)
■主な論文
- 二者関係における社会的動機の公理論的導出:利他性と平等性の潜在性(2009/09 理論と方法)
- Emergence and Collapse of Peace with Friend Selection Strategies(2008/06 Journal of Artificial Societies and Social Simulation)
- (数理社会学会賞受賞講演)共通言語としての数理社会学:制度の科学的理解にむけて(2007/04 理論と方法)
- 他者配慮の意図せざる結果:多様な相互配慮による2×2対称ゲームの利得構造シフト(2007/04 理論と方法)
- 多様な社会的動機の基礎理論:利他性と平等性の視点から(2006/04 理論と方法)
- 日常世界的秩序問題のゲーム理論的分析:≪二重の選択≫を手がかりに(2005/09 ソシオロゴス)
- 相互行為における倫理規範の性能分析:社会的動機を考慮したゲーム理論的アプローチ(2005/06 社会学評論)
- 友人選別的利他戦略による平和状態の進化シミュレーション(2005/03 社会情報学研究)
- 僅かな利他性が導く協力の実現:進化ゲーム理論的アプローチ(2002/06 理論と方法)
- (修士論文要約)利他的効用関数による協力的秩序形成の可能性:進化ゲーム理論的アプローチ(2002/01 オペレーションズ・リサーチ)