研究活動の紹介

M&Eエネルギー変換

担当教員:工学部 電気工学科 赤津観 准教授



全体目標 : 2050年CO2 50%削減に向けて工学的に貢献する
研究内容 : モータおよびパワエレ機器の高効率化、高性能化

M&Eエネルギー変換



■汎用誘導機に置き換え可能なインバータ内蔵高性能SRモータの研究開発

レアアースを用いない高効率低価格モータシステムを開発。消費電力低減が可能に。

 

■事業の概要

低効率汎用誘導機からコストアップなしに置き換え可能な高効率モータシステムをレアアースフリーSRモータにより開発。SRモータの欠点である振動・騒音や効率、インバータの高コスト構造をパワエレ技術で解決することで、永久磁石モータ並みの高効率化。

 

■事業の成果

モータとインバータの一体化可能な低コストインバータを開発し、新開発ベクトル制御を用いて振動・騒音の大幅低減を実現。モータは方向性電磁鋼板を用いて高効率化と高トルク化を達成。インバータ込みのシステム効率  90%を達成。

M&Eエネルギー変換 M&Eエネルギー変換
モータ外観 モータ構造と効率、振動特性

バイオ・資源回収

担当教員:工学部 応用化学科 山下光雄 教授

全体概要 : 特殊な金属代謝機能を有する微生物を利用して排水・廃棄物中に含まれるレアメタルを不溶化・濃縮して除去・回収し、市場価値のある資源としてリサイクルする技術の開発である。
研究効果 : レアメタル汚染という新たな環境汚染問題に対応すると  同時に、先端産業の必須材料であるレアメタル資源の新たな供給源を確保できる。



電子顕微鏡写真 NT-I培養の様子 電子顕微鏡写真
図1. 電子顕微鏡写真 図2. NT-I培養の様子 図3. 電子顕微鏡写真

Pseudomonas stutzeri NT-I 株は、水溶性セレンを還元し、不溶化・濃縮する機能を有した細菌である。このNT-I株を用いて排水中のセレンを浄化・分離・回収する。



セレン及びセレン以外のレアメタルにも対応すべく、本技術の実用化に興味のある企業連携先を求めています。